マレーシアの不動産市場の特徴は、他の国と比べて価格水準が低いこと、相場が安定している、そして外国人の所有に対して寛容であることが特徴となっています。
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英国式土地関連法を採用
長い英国植民地支配により、法体制も英国式となっています。英国ほか、シンガポール、香港、豪州でも同様で、そういった国々の投資家はマレーシアの不動産投資に抵抗が少なく、市場が活発な要因となっています。
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安い取得費用と保有コスト
不動産取得税は、無税であり、固定資産税と管理費といった保有コストも安く、投売りが出にくい構造です。また、相続税、贈与税が無いので、親から子供への不動産移転が容易。銀行預金の代わりに不動産を所有する現地富裕層が多くみられます。
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乱高下の少ない安定した市場
2014年1月よりキャピタルゲイン税が増額(5年以内の保有の場合30%、6年目から5%)されましたが、 この措置は投機的動きと不動産バブルを政府と開発会社が規制するものとして受け止められています。
それでも右肩上がりの市場では、キャピタルゲインが十分狙えます。
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外国人が所有し易い規制
外国人の名前で購入出来、直接登記が可能なうえ、容易に住宅ローンが組むことができます。
外国人が購入出来る物件は、RM100万以上となっています。ただ、州ごとに外国人が購入できる最低価格が違います。住宅ローンに関しては、MM2Hビザを取得することにより、住宅ローンの認可が容易となります。投資で購入するケースでも、MM2Hビザ取得をする人が多くなっています。
こういった利点も多い不動産投資ありますが、もちろんリスクはつき物です。