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ホーム > マレーシア基礎情報 > 1) 政治体制と現況(2021年7 月時点)

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マレーシア基礎情報

1) 政治体制と現況(2021年7 月時点)

 マレーシアは1787年から1957年まで170年間イギリスの植民地支配を受けていました。(1942年~1945年は一時的に日本軍の統治下)1957年に独立後も現在まで英連邦国家の一つです。政治体制以外に経済、法律のシステムも英国の影響を強く受けています。

 マレーシアは、日本と同様にイギリス議会政治体制を模した立憲君主制の政治体制です。マレーシア全土13州の内9州に各州を治めるスルタンがいます。全国の国王はその9州のスルタンからなる統治者会議て選出されると言う世界でも珍しい制度になっています。国王は名目上は「行政の長」ですが、政府の助言や承認に基いて行動するため、実権は首相と内閣の下に委ねられている事になります。 議会は二院制で、上院( Dewan Negara)と下院(Dewan Rakyat)からなっています。上院議員の任期は3年で定数は70議席。下院は任期5年で定数は222議席。全議員が選挙で選出されます。

 マレーシアは1957年の独立以来2018年までの61年間、国内各人種(マレー系、中華系、インド系)を代表する政党、マレー国民組織(UMNO)、マレーシア華人協会(MCA)、マレーシア・インド人会議(MIC)の連立政権(バリサン・ナショナル)により政権が運営されて来ました。

 2018年5月下院選挙で、ナジブ前首相の汚職事件を背景に始めて政権交代が起こり、マハテイール首相率いる政党連合の希望連盟(パカタン・ハルパン)が政権を担当する事になりました。同時にマハテイール首相は人種や宗教を越えて優秀な人材を積極的に官僚に起用し、様々な改革を進めようとしました。

 その様な改革の中で、人口の過半数を占めるイスラム系マレー人の中で彼らの既存権利が損なわれるのでは無いかとの疑念も生まれ、与党内で分立が生じ2020年2月に希望連盟は崩壊、新たな政党連合である国民同盟(Perikatan Nasional)が結成され2020年3月にムヒデイン氏が新首相に任命されました。

 但しムヒデイン首相の下で2021年になり政党連合内の亀裂も表面化し、現政権も不安定な状況が続いています。ムヒデイン政権はコロナ感染の抑えこみで失敗したと不満を持つ国民も増え、再度政党再編成等で首相が変る可能性もあると思います。叉はコロナかが収束次第に総選挙が予想され、それにより新しいマレーシアの政権、政治の方向性が出るものと思われます。