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マレーシアと日本の不動産市場の違う点

結論) 「現地の専門家を活用する」

以上、日本とマレーシア不動産市場の違いのポイントを纏めて見ましたが、まだまだここでは書き尽くせない内容もあります。不動産投資とは現地の経済、社会、税金事情、気候、習慣、現地人の好み等、現地特殊事情に深く根ざし、影響される内容です。従って日本の事情(特に2017年の日本の事情)をそのまま当てはめようとすると、誤る場合が多いと言う点は強調したいと思います。

現在の日本は異常低金利で、銀行から1%程度で借り入れを起こし、利回り7~10%程度の収益物件に投資すれば、毎月キャッシュが溜まるのでその様な投資物件がマレーシアにも有りませんかという様なお問い合わせを良く受けます。

マレーシアで銀行から住宅ローンを借りると現在年率4.3~5.2%程度の金利です。上記の様な今の日本の不動産投資手法は今のマレーシアでは考えられません。

「優れた立地とコンセプトで、優良開発会社の物件を早く見付け、早い段階で投資する、出来ればローンを組んで自己資金を少なくして、キャピタルゲインを狙う」と言うのが今のマレーシアの投資手法と言えます。(将来は徐々に変わってくると思いますが。。)

「或いは不動産価格が市場サイクルや経済的な不況で下がる時期は、中長期で買い時と言えます。2015年位からマレーシアは市場サイクルの下落傾向に入っており、17年、18年は下値を探る状況ですので、買い時とも言えると思います」

「あと日本からの投資で大変重要なのは為替の問題です。原油価格が下落する前は1リンギ=33円前後でしたが、2015年夏以降原油の大幅下落に伴い円高が進み1リンギ=25円程度になりました。2017年後半から原油価格が底打ちしてリンギが戻りかけています。1リンギは30円程度まで戻ってもおかしくないと言うのが肌感覚です。日本からの投資では常に為替レートに注意をして下さい。為替はあっと言う間に1~2割は変わってしまいますので。。」

結論としては、やはり現地の特殊事情を良く知る専門家(日本ベースの不動産会社で無く、現地に根付いた会社)を活用される事が大切と思います。