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社長コラム

マレーシア経済 上方修正 不動産市場も底打ちか?総選挙の予想は?

2017年07月14日 12:53

 マレーシア経済 上方修正 不動産市場も底打ちか?総選挙の予想は?

最近の現地マスコミ等で良く見るニュースは、1)景気が予想以上に拡大している、2)近々予定される総選挙関係のニュースです。

2015年中ごろから原油価格下落に連動する様にマレーシア通貨(リンギ)は、主要通貨に対して大幅に下落しました。円の為替相場は、原油価格下落前の1リンギ=33円前後から1リンギ=24円まで下落(円高になり)しました。

但し通貨安はマレーシアの輸出産業(電気半導体関連、パームオイル産業)や観光産業にはメリットも大きく、ここに来て政府や各経済研究所が2017年の経済成長率予想を今迄の4.6%から5%かそれ以上に上方修正して来ています。

それに呼応する様にクアラルンプール株式市場も2016年の安値(株価指数:RM1,620)から現在10%程度上昇しています。リンギも主要通貨に対してじりじりと上昇を始めています。円に対しても底値の1リンギ=24円程度から27円近くまで戻しています。

不動産市場も最近は住宅ローンが徐々に緩和され始めた事もあり、2013年頃から低迷を続けて来た不動産市場がそろそろ底打ち始めた感がします。物件の内容や立地にもよりますが1年前に比べ転売もし易くなって来ています。

5年に一度の総選挙は来年5月までに開催しなくてはならず、今年中の総選挙の噂も出ています。最近は与党勢力が団結し、野党の足並みが揃わない事もあり、次期選挙もまた与党が勝利するであろうという観測が高まっています。

勿論世界情勢の不安定要素は色々ありますが、マレーシアに関しては今年後半から来年に掛けて安定した経済成長が期待できる状況が出て来ています。それは不動産市場に当然プラス効果があると思います。

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